2020-08-30社長ブログ

やりたいことなんて必要無い

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皆様、こんにちは。

今日は少しだけもしかしたら起業家らしくないことを話したいと思います。

私は、2015年11月、この会社を立ち上げました。 今振り返れば社内ベンチャー、子会社立ち上げという自分の身の丈に合わない大きすぎる仕事から、 逃げるようにしてこの会社を立ち上げていたのかもしれません。

その中で、起業して私にとって一番辛かったhard thingsがあります。

本当は何がやりたいのか分からない、そんな気持ちの渦の中にいたとき。

実は多くの起業家も経験した感情の渦なんじゃないでしょうか。

仲間もプロダクトも失った私は、 「何もない」毎日を生きていることがもはや辛かったです。 1人で、お金が減る事も無く、増えることも無く、ただただどうしたらいいか分からないという毎日を過ごしていました。 人に会うたびに「元気だよ」「順調だよ」と口先の事を言わなければならない悔しさを噛みしめてました。 でも起業家として「こんなことがしたい!」と強く言えなきゃいけないプレッシャーを感じていました。

そこで私はただただ諦めないという気持ちだけで起業を続け、本当にやりたいことは何か、個人として人生のミッションは何か、死ぬときどんな姿で死にたいか、人をどう支えたいか、見つけていきました。決して、最初からあったわけではありません。

そんな起業人生の中で「やりたいことが無い」自分に泣く子に出会い、 手を差し伸べられなかった後悔を今でも強く噛みしめています。

新卒採用において、多くの人が大事にしている価値は「大きい会社」に「周りの期待に応えて」行く事。 そのために、やりたいことをはっきり言う練習を何度もする。

そんな中で「やりたいことが無い」と素直に言える人に対して、 優秀じゃない、と言い、 「やりたいことが明確でない」自分に対して、劣等感を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

でも、どうなんでしょうか。 大学生というモラトリアムで、将来に役立つか分からないと思いながら向き合う学問、これが自分の仕事になるわけではないと思いながらやるアルバイト。 こんな4年間を過ごした後に、明確に自分の人生のビジョンや、自分のやりたいことは見つかるのでしょうか。

しかし新卒の採用面接で聞かれる「あなたのやりたいことは何ですか」。 受かるために、考え込んだスクリプトを話す。 採用面接も数万人の中の数百人の「合格ライン」の回答に丸を付けるだけ。

私は、自分の今までの人生充実していたと自負しています。 一般的よりも少し全力で何かに向き合っていたかもしれません。 でも正直それは「やりたい」と最初から思っていたことではありません。 そして、やりたいことを明確に示せなかったときの苦しさを今でもはっきり覚えています。 ただ何かに勝ちたい、や、ただ誰かがかっこいい、誰かと一緒にやりたい、と言う気持ちから始まったものが、取り掛かったら無我夢中になっていて、 気づけば自分の力になり、自分の楽しみになり、プロと言える道の一つを増やしていけました。

今やりたいことが無い、と言うのは特性が無いというわけではありません。 今やりたいことが無い、と言うのは才能や力やスキルが無いというわけではありません。

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ただ、「今」見つかっていないだけです。

そして私は常に迷い、常に悩みながら不器用に意思決定を繰り返してきました。 ピボットするたびに、やりたいことは何だと、超えられそうにない壁にぶつかってきました。 その度に誰かに背中を押され、前に進むことができ、 「会社を作る」と言うことを通して、本気で日本を世界一の国にしたい、強い人を生み出したいと思えるようになりました。

だから、ヒュープロは「アジアを代表する会社」になるために、強い人を創出します。強い人が一人でも多く生み出された日本は、世界一の国になります。 その 「つよい」人は最初から強いわけじゃない です。 育ち、強くなり、人生のミッションを見つけていきます。スタートにやりたいことなど必要ありません。 自分がどうなりたいか、どういう大人になりたいか、どう人に影響を与え、どう人を幸せにしたいのか、そんなことを本気で考え見つけていければいいです。 私は、そんな場所を作っていきたいです。

自分を「何ものでもない」と思っていた人が活躍し、即戦力になり、自分に自信を見つけた瞬間を何度も見てきました。 12時間前と全く別人かのように行動する人を見てきました。 人は変わり、成長する瞬間、「つよく」なる瞬間を見てきました。 だから、私は、やりたいことが無くても、人は強くなることを信じています。

そんな私が、ヒュープロでは大切にしている2つの事があります。

人生のミッションを見つける努力をすること。自分の人生に向き合い、人生のミッションを探す事。

立っていれば人生のミッションが見つかるかと言えばそうじゃないです。 必ず見つめる時間が必要です。 何かを成し遂げるのに必ず努力が必要です。だから、自分が強くなり、やりたいことや人生のミッションを見つけるためにも努力することは必要です。 仕事を通して、組織を作ることを通して、少しずつでも将来のイメージをクリアに描いてみる、楽しいと感じた瞬間を書き留めてみる、人生を振り返るシートを埋めてみる、コーチングを受けてみる、なんでもやってみてもらうようにしています。 半強制的に自分の人生と向き合い、考える時間を作る。意識して人生のミッションを定めてみる、それが全ての第一歩だと思います。 そしてその中で、すっと自分に入ってくるようなミッションが見つかった人は、とても強くなります。

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楽しい、と思う環境に身を置くこと。ヒュープロがそのような場所になること。

何か夢中になれること、自分の得意なこと、必死になれることを見つけるためには、見つけることからじゃなく「楽しい」と思えることをとことん始めることからだと思います。 それは「楽しい」場所であり人であり、出来事物事プロダクト、すべて「楽しい」はきっかけとして始めやすいものです。 まずは、「楽しい」場所に自分が行き続け行動し続ければ、自分の未来が見えてきます。 だからまずヒュープロは「やりたいことが見つかる場所」になるために「楽しい場所」になるべきだと、いつも言っています。

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そんなヒュープロは、やりたいことがない!でも必ず自分は何かになりたい!誰かに何かしてあげられるような人になりたい!夢中になれるものを見つけたい!そんな方、学生、インターン生を歓迎しています!↓↓↓↓↓

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是非、オフィスに遊びに来てください。

そして最後に、私は一人の人間として、 やりたいことが無い、と素直に言えること、思えることを否定せず、 一緒にやりたいことを見つけていける人になりたいです。

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この記事を書いた人
山本 玲奈
株式会社ヒュープロの代表をしています。
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