2019-05-27社長ブログ

マネジメントのジレンマを解決するマネジメント法

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こんにちは(*'▽')

HUPROではゴールデンウィークに、自己研磨をしそのアウトプットを競う「KENMA」というプロジェクトを開催しました! 私は「労務」「人事制度」をトピックに、学びましたが、その中で外すことのできない「マネジメント」について深く学ぶことができたので、 少しでもマネジメントに苦労してる!という方のヒントになれたら嬉しいです。

picture5 (KENMA発表のプレゼンテーション)

私の「マネジメント」における研究結果は下記のような方がたの話を聞き学んだものです。マネジメントに正解は無いですし、この考え方はあくまでも私一個人の意見ですので、ご了承ください。

  • 東証一部上場企業の70歳以上のベテラン元社長
  • 1000億円の時価総額を超える上場企業の創業社長
  • 何度も事業売却をするベテランCTO
  • 事業売却を実現した戦友
  • マネジメントについての海外の研究論文
  • コーチングノウハウ本
  • モチベーションがどうして起きるのかについて書かれた本

「くそジーコ問題」や、トップダウンをし過ぎて部下が育たない、マネージャーがプレイヤーから抜け出せてない問題など、私はあらゆるマネジメントの問題論の中でも、この問題が一番深刻なんじゃないか、と思っています。

それは

寄せちゃう問題

です。 優秀な人や成果を出してきた人、苦労して学んできた人にほど、陥りやすいマネジメントトラブルかもしれません。

  • なぜか社員が潰れちゃう。
  • 部下に頑張って教えてるつもりなのにに追いついてくれない
  • マネジメント論や本によく書いてある「答えを言わないで考えるチャンスを提供している」つもりなのに部下が全然考えてくれない
  • メンバーが全く成長しない
  • 部下に対して「なんでこう言う風になってくれないのかな」「なんでこう気づかないのかな」と内心思ってイライラしてしまう(表面では笑顔)
  • 部下に尊敬されてるつもりで仲良くしてるつもりなのに部下となんだか距離が遠い
  • 自分に本音でぶつかってきてくれない

と、思っている方がいるとしたら、それはもしかしたら、寄せちゃってる問題に直面しているのかもしれません。

更に結論を言うと、この寄せちゃう問題を解決するには「コーチング」を深く学び、自分を変えていく訓練しかないと思っています。

この寄せちゃう問題はなぜ他の問題よりも深刻化というと、 寄せちゃう系マネージャーは「自分自身」が幸せになれず、最後まで気づかずに孤立してしまう可能性があるからです。

そもそも、

寄せちゃってる問題というのは

①自分の中に明確な答えがあって(例えば営業でいうと、売れるためにはこう話すべきだ!等)その答えこそが「正解」だと心底思っている。でも表面では「君の意見を尊重している」と言ってしまっている。 ②質問形式で部下の考えや視野、アイデアを広げているつもりが、質問の先に期待しているのはたった一つの回答になっている。 ③自分の考えや思っていることに寄せて、その回答が出ること前提で問いかけたり面談している。 ④アドバイスや助言をすることが悪いことだと思い、だからこの考えを引き出すために「質問」しかしない。でもその質問が実は「ゲキ詰め」になっている。

では、

なぜ、寄せちゃう問題、でマネージャーは幸せになれないのか

たちが悪いのは「嫌われない」と言うことです。 つまり多くの人の心の中で「人としてはいいんだけど」と嫌われないからこそ、マネジメントされてる側も心の中で「とはいえいい人だからな」と向き合おうとするのですが、どこかで心が疲弊します。 そうすると、向き合うことに疲れ、面倒臭くなり、そのマネージャーがいなくなったとき、心の中でホッとする(そうです) 気づけば、中長期的な関係性は疎遠になってしまい、孤独をぬぐえません。あんなに仲よかったのに、などと思いながら職場を離れ、連絡が途絶えてしまう、など生じてしまいます。 そのため、一生懸命部下を育てていたつもりが、そのマネージャーはどこかで人生を通してその方の関係が途絶え、寂しい思いをします。

そこで思った、

素晴らしいマネジメントは何か

について2つあります。 ・心からメンバーの可能性を信じること(あいつは無理だと言わない。どうしても言いたいときは「苦手」と言う言葉を使う) ・自分の成功体験は常に誰にとっても宝やヒントになりうること ・自分自身の悪い癖や、コミュニケーションを理解する、もしくは理解できていないことを理解する(自己理解) を自覚した上で

  • 助言やアドバイスをするときは、はっきり言う(遠回しな言い方、自慢話、は全くもって🙅)
  • 思想を捨てて会話する、言い換えると本心で人の事を思って接する➡︎コーチングの原理原則に従って面談をする

つまり、マネージャーにとってのノウハウの伝授ややって欲しいことの伝達、と、部下の考えやアイデアを引き出す時間・育成の時間を切り離す、ということです。

誰にとってもノウハウや経験談、方法や助言は宝であり、成長のヒントになり、それを極端に伝えることを恐れてしい、極度に育成目線を持ってしまうがゆえに伝えず、関係性がこじれてしまう、ということが多発してしまう、問うことを理解することです。

そこで、私は1ヶ月ほどの研究の結果、

取り組んでいることが2つあります。

  1. フィードバックMTGは10分で終わらせる:フィードバックや助言がしたい際は遠慮なくするが、10分で終わらせる。結論から述べて、的確にどうして欲しいのか伝える。

  2. 「Cセッション」と言う面談を初めて見た(実験中):コーチングをベースに、メンバー個々の人生に向き合って中長期的な人生プランの設計をする。そこには私のマインドや思考、仕事、会社のため、と言うものを一切消し去ります。(私の感情は「無」の状態で接します)人には最大限に可能性があること、を全力で信じて、メンバー個人が「不可能」だと個人の能力を否定している部分を100%取り消して、自らの意思でチャレンジするように対話する。 (これはなんだ。。と内容が気になる方はご連絡ください!)

その結果(まだ結果はでていないですが)

  • びっくりするほどメンバーのことを深く知ることができている
  • そのメンバーが多くの可能性を秘めていることを考えると自分自身がワクワクする
  • そのメンバーに学びの機会が増える(どんなに小さいことでも学びと捉え個人ベースでpdcaサイクルが増える)
  • メンバーの明るい笑顔がみれる
  • 伝わらない、伝えられないもどかしさが消える

と言うことを実感することができています。

参考になるかわからないですが。。人の人生がもっと豊かになって、もっと幸せになれば、会社はきっともっと成長して幸せな環境になれると信じているので、 どこかでマネジメントにつまずいている方がいれば、参考になると嬉しいです!

また次回会いましょう( ´ ▽ ` )

メンバーの人生を見つめることが怖い(会社の目の前の成果が一番大事だからそんなことしてる暇はない)と思っている方へ: 私の経験上、文献上でもあり、それが仕事であればもちろんいいですが、仕事とは別の次元で、例えば私生活や過去の出来事、コンプレックスなど、を解決し、改善し、心のモヤモヤを取り除けば仕事もうまくいきます。その逆も然りで、仕事でつまずいていることがあり、それを克服し、家庭内やプライベートの関係性も改善されることはよくあることです。今回の研究の中で、部下に対するマネジメントを克服した方が、家庭内のコミュニケーションも克服され、子供との関係性が大幅に改善されたと言うお話も聞きました。

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この記事を書いた人
山本 玲奈
株式会社ヒュープロの代表をしています。
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