2022-12-30社長ブログ

2022年に取り組んだ4つのこと。

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こんにちは!ヒュープロ代表の山本です🙋‍♀️

2022年も、残りわずか。

刻一刻

足を止めると、全てが止まってしまう恐怖さえ感じてしまうほどの、 怒涛に過ぎ去る年末です。

この1年、記憶を思い返すことが難しいくらい忙しなく、加速する組織拡大に常時役割の変化を求められてきました。

そんな「 シリーズB=スケール期 」のスタートアップである私たちが取り組んだことを、 振り返りながらご紹介したいと思います。

少しでも、成長期を迎えるスタートアップの皆さんの参考になれたら嬉しいです。

振り返ってみて

スクリーンショット 2022-12-28 15.53.42 2022年は、新しいことに恐れず挑戦し続ける、という思いで「新」ということをテーマに置いてきました。

お陰で、新規事業の種まきを3つ行い、 スクリーンショット 2022-12-28 15.54.58

2年連続倍々以上の売上高成長率を叩き出すことができました。 (※メモリの非公開は毎度ながらご了承ください。)

サイバーエージェントより追加出資をしていただき、 バナー

組織規模は倍近く成長し、 多い月で5名は入社する成長期に突入しました。

新進気鋭の23年卒採用をし、 IMG 8296 笑いに溢れた内定式を開くことができました。

2023年を迎えることが、とてつもなく楽しみです!

2022年にやったこと

  • 1.広報を立ち上げた
  • 2.人事戦略本部を立ち上げた
  • 3.マネジメントを任せた
  • 4.喜びを分かち合う場面を作った

広報を新しく立ち上げた

2022年は、そろそろ「打ち上げ花火を上げよう」といい、広報活動を通して世の中にヒュープロを伝える、と決めました。

まず広報というチームを作り、広報専任者を設置しました。

広報のTwitterアカウントはこちらです👇フォローするといいことあるかも?! https://twitter.com/huprokna

なぜこのタイミングで広報か?

それは、自分たちの作ってきたプロダクトに自信を持って、 それを広げること自体が業界を良くしていくという自信を持てるようになったから、です。

私たちは、最も大事なことは、そのユーザーに「ヒュープロを知ってよかった」と思い、 別のユーザーに「ヒュープロよかったよ」と、認知の連鎖を起こしてもらうことだと思っています。

そこで、実態の伴わない広報活動は長く続かない、そしてユーザーを幸せにできない、と思い、 事業がPMFするまでは派手な広報をせず、 ひたすらに、プロダクト作りや組織作りに励み、「引きこもり起業家です」なんて言ってました。

広報を始めてから、何を成果としたのか

最初は手探りの広報活動をしていました。

IMG 2701 (*山本さんの名前を渋谷で見かけましたー!とメンバーが写真を撮ってくれました。新R25さんありがとうございました!)

そこで、ある程度広報活動のやる事が見えてから、

会社のホームページへのアクセス、コーポレートや名前(社長含む)検索数、 記者さんとのコンタクト数、メディア掲載数を主なKPIと置き、広報がさまざまなメディアや媒体、コーポレートストーリーを設計します。

まずは短期的にKPIを伸ばすのも難しいので、社長自身の私が「周囲になんて言われるのか」、 友人や知人からどれくらいインバウンド連絡を受けるのか、を感じ取って、 それをレポーティングするようにしていました。

結果

イベント含め、約20件以上の場所で当社をPRする場所を作ることができました。

IMG 1134 (早稲田大学の法学部生向けに講演をさせていただいたり)

IMG 1039 (WaWでもお話しのチャンスをいただいたり)

ハリボテの認知度ではなく、本質的に良いものを伝えていけると思ったので、広報を通して世の中にプロダクトを広げていこうと決めましたが、本当に良かったです。

月間リリース数は1ヶ月1本を超え、 商談をすると「あちこちで名前を聞く会社」と言われるようになりました。

人事戦略本部を新しく立ち上げた

スケール期に入ると、「間違いなく採用がボトルネックになる」と経営課題の議題に上がるようになりました。

  1. 顧客数が増え、対応しきれなくなり
  2. ミドルマネージャーが不足し始め、役割が膨張し
  3. 社員数=売上と言えるほどの再現性が見え
  4. 足元の確実性と、まだ不確実な未来を作る両輪が必要になった

という状態です。

それまで、私たちには「採用活動」のみを行う人事しかなかったです。 しかし、社員数が日に日に増えていく中で、人事の様々な課題が浮き彫りになり、 解決をしていこう、と決断し、

私が自ら人事戦略本部の立ち上げ責任者となり、 営業でエースだったメンバーと2人で手を動かしながら立ち上げました。

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サイバーエージェントの曽山さんに「何をしたらいいですか?」と聞き、 まずは人事関連の本を沢山読んだよ!と教えていただき、ひたすら本を読みました。

その時読んだ本はこちら。 図解でわかる! 戦略的人事制度のつくりかた

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クリエイティブ人事

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人事担当者のための赤本+青本

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採用面接100の法則

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★Amazonよりスクリーンショットを撮らせていただいています。

などなど...人事担当と2人で10冊くらいは本を読んだと思います。

そして、まずは、人事の仕事を定義づけし、

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人事とは「 人・組織の観点でビジョンに貢献する 」というミッションをおき、 役割を分け、それらをまとめる「戦略人事本部」と設置しました。

また、人事とは経営戦略の最初と最後に来るものだと考え、強い人事こそ、強い組織、と自分たちで自覚を持ち、

数字達成第一 + 理由付第一 + 最もパッションを持って最も考えろ

とポリシーを設けました。

2人しかリソースがない中で、とにかくやることを絞ることに専念し、 全てのやること、取り入れることに「なぜやるのか?」という理由を深掘りしてから設置しました。

そして、一つ一つの意思決定に、数字的な根拠を設け、数字が到達しなければ即時廃止をしました。

まず、最初に着手したのは、採用強化と、フィードバック体制です。

採用数を3倍に伸ばすという計画だったので、おそらく同じやり方じゃ到底到達できない!と感じ、 採用のプロセスを「マーケティング」と「採用実務」の大きく二つに分け、それぞれ役割分担をして全工程の数字を上げるということを行いました。 ( 人事を劇的に伸ばした秘策については別でブログにします!!)

結果

応募数は作対比500%成長し、

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広報との協力もあって認知度を上げ、応募数を増やすことができました。

そこで、採用数や社員数が伸びると、今まで社長1人で全員のことを細かく見る事ができていたものが、 見れなくなってきます。

一方で、社員の中長期的な成長や「やりたい事が見つかった瞬間」は、私たち経営においてとても重要な事で、それを見逃したくないと思っていたので、 きちんとフィードバックを受けられる体制を最低限は作ろう、と決めました。

フィードバックを「定量」「定性」の両方から構成し、 月に1回、半年に1回、年に1回、と全メンバーがマネージャーから受けられるように設計をし、実証して見ています。

マネジメント体制を確立した

今年痛感したことは、社員数が2倍近く急増をすると、日々数字を1人で追うことが難しくなりました。

気づけば、自分が営業活動をすること自体が「少し邪魔」になっていたんです。 細やかなケアやチューニングが必要な場面で、現場が混乱をするような要因を自らが作り出してしまいます。

同時に、私がマネジメントをするよりも、メンバーで回す現場の方が足元の成長の確実性が見えてきて、

「自分たちにやっている事が未来にどう繋がるのか、定期的に発信してくれると嬉しい」

というフィードバックを受けるようになりました。

そこで、社長としての仕事が変わったんだな、ということを自覚し、現場を離れ、未来を作る仕事に専念することを決めました。

更に、仕事として1->10が苦手であることも十分に自覚し、 得意なことに軸足を置く事が一番会社のためになると感じました。

そのためミドルマネージャーを育てる!と覚悟決めました。 やったことは、

1.マネージャーという仕事の定義をし、 スクリーンショット 2022-12-30 12.40.08

2.マネージャーの数を一度増やす(マネージャーになりうる人の母数を増やす) 3.思い切って任せてみる 4.チェックするもの、会議のタイミングを定めて、任せてどうなったら手を出すのか、というアラートラインを決めればそこまでは任せてみる 5.さらに次世代のマネージャーの育成を視野に入れて「ジュニアマネージャー候補」を立て接触数を様々な局面で増やす

です。

最後に最も大事なことは 「ミッション」「期間」「リスク」「ダメだったらどうする」 をしっかり言語化して渡すことです。

マネージャーを抜擢してからマネージャーにはミッションまで伸び伸びと走ってもらいました。 もちろん一時的に不安定になることもありますが、中長期で見れば安定していきます。

みんなに安心して背中を預ける事ができ、 私は教育責任者の新人教育について議論をし、 新規事業を一緒に行うメンバーと商品開発に励み、 人事戦略本部の立ち上げをしました。

また、次々と抜擢や異動を実現することができ、 まだまだですが、足元にチャレンジの総数を提供できるようになりました。

優秀なメンバーが多く、こうやって安心して現場を任せる事ができ、 みんなには感謝の気持ちでいっぱいです。

「喜び」を分かち合う場面を作る

もう一つ、取り組んだこととして、 とても真剣にどうやったら喜びの伝染を起こすことができるのか、を考える事です。 会社として毎月達成することが当たり前になると、一回一回の喜ぶ事が減っていきます。

しかし、入社したメンバーが活躍すること、個々人が成長したこと、 は常に注目したいという私たちの思いがありました。

そこで、月間MVP制度を作り IMG 9345

数字以外でもチームに貢献したメンバーを讃える会を開きました。

さらに、大きなイベントを年間で何度か作り IMG 6813

毎月のちょっとしたサプライズや交流の場を作り、 instc 2022-11-18 122932.700 (1)

小さな「嬉しい」の感情を分かち合う場面を多く作りました。

人は、負の感情を共に乗り越えながらも、 喜の感情を共有し合う時、統一感を感じるからです。

ヒュープロにいる時間を、喜怒哀楽を存分に共有し、 最後は楽しいね、っていう思い出が多く残る場所にしたいのです。

最後に

2022年、私たちは「 NEW 」というテーマを掲げ、新しいことにとにかく挑戦をしてきました。

そこで私が見つけた一つの解があります。

成長すること以上に「維持すること」は大変

であるということ。 だから、維持することではなく常に「成長すること」に軸足を置くということ。

維持するということは「何が変わらないようにするのか」を考えることに労力を使う仕事です。 一方で、成長すること、は何を変えるか、を考えることです。

思考プロセスが、後ろ向きか、前向きか、異なります。 人は後ろ向きなことより前向きなことを考えている方が当然ながら、楽しいです。

しかし、常に新しいことに軸足を置き、新しくするために、古い何かを壊す勇気を持つということも必要です。

でも、石垣が壊れたとしても、新たに石垣を作ればいいのです。 自分の体が、元気で立ってさえすれば、いくらでもなんでもやり直せる。

守るもの、を一つだけ決め、それさえ崩さなければ、 作ったことなんて過去の産物でしかないから、いくらでも新しくしていいと思います。

どんなマインドセットで挑んでいるのか?

今までやったことのないこと、なったことのない自分、 に挑戦をするとき、怖くないですか?どんなマインドですか?と聞かれる事があります。

答えは、 怖い です。 私は根本的に臆病で、本当は怖がりです。人がどう思うのか考えすぎてしまうし、失敗したらどうしようって思っています。

努力して築いた事が全部崩れたらどうしよう。傷つきたくない。 プライドなんてないのに、プライドが邪魔する。 自分がいつもの自分と違うことをすると、過去に自分を否定しているようで怖い。

1人の人間としてそんなことを、日々葛藤しながら生きています。

でもそれと同時に「 見たことのない景色を見る 」ということにワクワクを感じるのです。

失敗するかもしれないけど、成功するかもしれない。 自分が一歩変わった先に見える景色ってなんだろうって常に思っています。

今の私が、こうである、ということは誰が決めた?私には「できない」ということは誰が決めた?

多くのことは、やった事がないだけで、できないことなんてないと思います。 得意じゃなくても、実は努力したら少しだけできるようになったり、苦手だと思っていたら案外得意だったりします。

そして、人生3万時間。

変わらないでいるには、暇すぎる

です。

だから、チャレンジする事が怖い方。新しいことに恐れている方。 でも、実は一歩、やって見たいと思っている方。

一歩だけ歩んだ自分の景色、見て見たいって思いませんか? その景色って、 一歩踏んでみないと、死ぬまで見る事がない んですよ。

私は一つ思う事があります。 人生の豊かさは、お金とか資産とか、地位じゃない。

誰かに語り継げるものが、どれほどあるか、っていうこと。 それは楽しい感情だけじゃなく、悲しい感情、怖いと思うこと、悲しいと思うこと。 そしてそれを乗り越えた先の嬉しいとか、楽しいとか。

そんな 様々な経験や感情が自分の人生を彩り豊かにする んだと思います。

今この1秒が悲しくても、 3万時間生きる人生から見たら、たった3万分の0.000いくらかの時間でしかない。

だから、怖いという感情を少しだけ抑えて「新しい景色を見るワクワク」の感情にスポットを当てて見てください。

私は、来年も、 新しい自分を見るために私は、変わってみようと思う。

「らしくないね」と言われる数ほど、きっと、新しい景色が見える。

2023年のテーマ

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誰にも手が届かないくらい、 前へ、高く、遠くへ、飛んでみよう。 快晴のように、真っ青な、シンプルに「良い」価値を提供し続けよう。

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皆さん、本年も大変お世話になりました。ここまで来れたのは、私たちを信じてくださるお客様、日々支えてくださる株主、一緒に走ってくれる仲間がいてこそ。 本当に、ありがとうございます。

良いお年をお迎えください。 来年も、ヒュープロをよろしくお願いします。

そしてヒュープロにエントリーしてください👏

https://www.wantedly.com/companies/hupro-inc

新年早々、面談しましょー!!

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この記事を書いた人
山本 玲奈
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